ゴミ置き場、電柱、障害物だらけの敷地

道路側の敷地角には市の共同ゴミ置き場、敷地内にも電柱があり、建物の壁面にも凸凹意匠があり、既製品のアルミ製サイクルポートを設置できない場所を駐輪場にしたいというご依頼をいただきました。
サイクルポートをつける予定の場所は、駐車場との高低差は600ほどあり、既存の階段で上り下りができるようになっていましたが、土留めブロックを撤去し、階段横をスロープにして自転車の上り下りが楽にできるようにしました。
既存の樹木は庭の方に移植し、土になっていた場所を駐輪しやすいように浸透性のあるインターロッキング敷としています。
ゴミ置き場は隣地になるので、越境しないような位置で屋根を止め、L型形状のサイクルポートとなりました。
屋根の出幅が異なるため、雨水の竪樋も2箇所にしています。
凸凹のある建物壁面からの雨だれ防止に、意匠の出に合わせて屋根との接合箇所をウッドで埋め、雨だれしないようにしています。
駐車場のある側以外はどの面にも横桟板をつけてフェンスにしています。
庭側につつぐ箇所には扉を設けています。
玄関前の門柱横に、サイクルポートの工事に合わせて門柱を取り付けました。

ここがポイント
部材を面取りすることで、接合部分もスッキリ美しい収まりとなっています。