遠近で庭の奥行きを見せる

駐車場土間、門柱、アプローチに飛び石代わりの平板が置かれ、庭は土のままになっている新築のお宅です。
外構のしつらえとしては最低限のもののみで、道路側への囲いなども全くない状態でした。
庭が土のままではいずれ雑草が生い茂って手に負えなくなってしまうし、フェンスなどもないのでお子さんの飛び出しも心配です。

アプローチの平板の代わりに自然石乱貼とし、平板は別の場所で再利用としています。
リビングの掃き出し窓前にはデッキをつけ、庭に面する部分は間口の広いステップ階段にしました。
デッキ両サイドと駐車場に面する場所は手すりをつけています。
庭と道路との境にフェンスなどが何もなく、お子さんの飛び出し防止のためフェンスをつけています。
道路ぎわに枡や水道メーターがあるため、少し奥まったところにつる性植物などを絡められるメッシュフェンスと、花台付きの柱立てを組み合わせてリズミカルな印象にしています。
視線が植栽がらみの柱だてやフェンス越しに建物を見ることになるため、道路から奥行きの感じられる外観となっています。

ここがポイント
ツタなどを絡ませられるフェンスにしているので、ゆるく視線を遮れます