可動式オーニングでフレキシブルな園舎
L字型に配置された園舎の園庭側にテラス屋根があり、テラス屋根の代わりに可動式のオーニングをつけたいという依頼でした。
既存のテラスは、解体業者が解体撤去するため、その後建物にオーニングをつけるという計画です。
一番問題になったのは、既存テラスにある雨樋の処理です。
建物の樋からテラス屋根へ接続されており、屋根を撤去した後、建物への雨水をどう流すかが問題でした。
オーニングは壁面につけるため、建物の樋をそのまま下ろしてしまうと取付の邪魔になってしまいます。
そこで、既存の竪樋2つを1つに集約する形で再度位置を検討し直し、オーニング同士の接続部や建物の脇へ流すようにしました。
オーニングの下地はハードウッドを建物に取り付けて補強しているため、13メートルにもなる電動オーニングの使用にも耐えられるようにしています。
- ここがポイント
- 建物にもともとあったテラス部分の柱部分に、オーニングの下地用の柱を取り付け、荷重が建物壁と床の2方向へかかるようにしています。