稲城市　I様邸　旗竿敷地でも個性を

都内ではよく見かける、旗竿型の敷地のお宅です。

旗竿型の場合、道路から家に向かう通路が、車を縦列に1〜2台停められる奥行きの駐車場と兼ねていて、通路幅が車を停めて脇を通るのがやっとな場合がほとんどです。
幅や見通しの関係から、道路近くにポストや門柱などを設けることが困難で、家の個性を出しづらいことがあります。

I様のお宅も、道路境界部分の幅が2.5Mしかなく、門柱を道路近くに設置できないパターンでした。
そのため、機能門柱は奥の玄関手前に設置しています。

道路と宅地のある地盤面の高低差が300ほどあり、できるだけ敷地を有効活用させるため、階段は既存の玄関前のみとし、駐車場兼通路部分を緩やかなスロープ状にし、縦列で2台駐車できるようにしました。

土間のみでは味気ないため、敷レンガと植栽目地を施し、道路際部分はピンコロ目地も加えて単調に見えないようにしています。

道路から見た玄関側

道路から見た全景

before：駐車場から見た玄関前