人工木デッキを天然木デッキに

保育所の人工木ウッドデッキが経年変化により、床が浮いてきたので直して欲しいという依頼をいただきました。
一般的に人工木は手入れがいらず、半永久的に使えると認識されている方もいらっしゃいますが、実際には長年の風雨や直射日光によるデッキ材の伸び縮み、割れ、裂けなどが見受けられます。
人工木デッキの補修は、現状のものと新しいものとの色などの差異があるので、部分的な材料のやりかえが難しい場合がほとんどです。
今回の場合、デッキ材よりも下地材の変形による浮きが出ているようでしたが、下地のみをやりかえても、デッキ材も近いうちに補修が必要になりそうでしたので、天然木での新規施工を提案させていただきました。
大きさ、高さは現状に合わせ、床材の板張り方向を一方向に統一して、端材の発生をなるべく抑えて低コスト化しています。

ここがポイント
ウッドならではの施工性で既存の円柱周りも綺麗に収めています。