小道風レンガ敷の庭

庭が南面の道路に面していて、生垣に囲まれたお庭のお宅です。
駐車場から入る庭は、道路と建物の間を奥に長く続く形状になっていて、現状は芝になっていますが、奥が狭いため、手入れもしづらく、立ち入りにくいとのことでした。
一番奥に高木があり、駐車場側からも道路からも死角にもなっているため、気がつくと物置場的になってしまいがちでもったいないので、なんとか活用できるようにしたいとのことでした。

一番奥の高木は撤去し、生垣は剪定、庭にあちこち転がっていたプランターは処分しました。
植物を手入れするのは好きな方なので、キューブ状のレンガを積み上げた作り付けの花壇を設けました。
芝生の部分はレンガをシグザグに敷き、小道風の歩きやすい舗装とし、奥への行き来も楽になり、庭の奥から道路へ抜けられるようになりました。
枡のある部分は花壇とせず、土のみを残し、レンガの脇の芝生を残した部分と、いずれ植物が自然と繋がるようにしています。

玄関横の建物に沿う土部分は小さめのゴルドクレストやクリスマスローズがありましたが、芝と繋がってしまい、冬は枯れてあまり見た目が良くない状態になっていました。
こちらも駐車場土間との境にキューブ状のレンガを立てて小さな花壇とし、元からあったゴールドクレストを分散させ、間に季節の花などを植えられるようにしました。

植栽を剪定したことと、庭にレンガの道を作ったことで歩きやすくなり、明るい印象の庭になりました。
植栽のコーナーをきちんと作ったので、お花の好きな奥様も満足のご様子でした。