住宅に囲まれた庭を快適に

三角形の変形状のお庭です。
庭には芝があるものの、ぐるりと住宅に囲まれているので、あまり日当たりが良く無く、かろうじて日の当たる場所に花壇を設けて畑などをしておられました。
隣地のお宅の窓が庭に面していたり、視線も気になっているようでした。
建物の出っ張り部分を境に玄関寄りの庭は砂利が敷かれ、そこを自転車置き場にされていましたが、使いやすく何か舗装をしたいとも話しておられました。

芝部分をそのままデッキにし、デッキから建物裏側や玄関側へ行き来できるように2方向にステップを設け、デッキの隣地面には目隠しになるように高めのフェンスとしました。
引き続き畑はしたいとのことだったので、日の当たるコーナー部分にはデッキ材は張らずに土留めをして土を入れて花壇としています。
変形敷地のため、デッキの板張り方向をどうするか悩みどころでしたが、花壇のくる敷地のコーナーが直角になっていたので、コーナー部分からの追い出しとし、建物に対しては斜めになる板張りにして、デッキの端とステップは建物を基準にしています。

砂利のあった自転車置き場はインターロッキング舗装にしています。
インターロッキングの位置出しも隣地との境になっているブロックを基準にしており、案外広く、1色では単調になってしまうので、2色をボーダー状に配置してます。
デッキ方向を見た時に、デッキの板張りの形状とインターロッキングのパターン方向が斜めに交差しているのが際立って見えます。

ウッドカラー/アンティークブラウン