デッドスペースを活かす
隣の家側に既存のウッドフェンスがあり、ハンギングの植木を吊るす程度にしか活かされていない状態でした。
庭奥へと続く通路の目隠しも兼ねているものの、すき間が大きく、また庭の奥は足を踏み入れるのもためらわれる程、既存樹や雑草が育って荒れていました。
せっかくのスペースを物干し場として活用したいというご相談がありました。
ウッドフェンスに面した場所に掃き出し窓があるので、そこから出入りができるデッキを付け、庭奥に物干しスペースを設けることとしました。
この際なので、大きく育ちすぎて日当たりを悪くしていた樹は抜根し、放置状態の雑草はすき取り、最低限の中木を剪定して残しました。
庭奥にはウッドデッキからフラットで続くオープンなテラスを設け、屋根と、隣の空き地側に透明ポリカーボを付けたので、多少の強い雨にも安心して洗濯物を干せます。
物干しスペース側は空き地なので日当たりもよく、リビングや宅内のメイン庭からは洗濯物が見えないので、来客時も安心して干せるようです。
デッキを新たに付けたことにより、既存のウッドフェンスでは目隠しにならないので、一旦横桟を外し、利用できる部材を再利用しつつ、新規で立てた柱に、すき間を狭くして取り付け直しました。
全く使われていなかったスペースが日常で活用できる場所に生まれ変わり、ご満足いただけました。
ウッドカラー/アンティークブラウン