建物に馴染む後付けサンルーム

既存のウッドフェンスとデッキの修理のご依頼をいただきました。
デッキもフェンスも傷みが激しく、ラチスフェンスはやりかえることとし、デッキ部分は以前から気になっていたサンルームにしてみようという流れになりました。

既存のフェンスは一昔前に人気のあったラチス形状のものでしたが、特にこだわりもないとのことでしたので、傷みのない横桟フェンスと隙間などを合わせて取り替えました。

既存のデッキは高さを玄関の土間タイルに合わせていましたが、サンルームの場合、サッシの収まりの関係から、建物のサッシ下端に合わせました。
サンルームは玄関横にあるリビングから出入りできるようにしてあり、さらに玄関ポーチ側と反対側に掃き出し窓を設け、庭へも出入りできるようにしています。
対面側に窓があるため、換気もスムーズです。
正面側は全てFIX窓になっており、人目につく道路側、駐車場側は上部ガラスは透明で、下部はすりガラスにしているので、サンルーム前を歩く人から内部が見えなくなっています。
玄関ポーチの庇部分と、既存のブロックの位置、アルミサッシの標準サイズの3つを基準に柱位置を決めているため、半端になった部分を玄関側との段差を解消するステップ的に設けています。
サッシも標準サイズのため特注にするよりコストダウンになりました。

建物にはリビングの窓上にオーニングが取り付けられており、一旦、このオーニングを取り外し、サンルームを施工後にサンルームの上部に再度取り付けたので、夏場の日差し対策にもなっています。

既存の残した部分のフェンスも塗装をし直し、こげ茶に統一された、建物にもマッチするサンルームとフェンスができました。

ウッドカラー/アンティークブラウン