風通しを良くしたデッキ
既存のウッドデッキの床の浮き沈みがあるというご相談をいただきました。
現状を確認したところ、床下の風通しが悪いため、根太や束柱などの傷みが酷いことがわかりました。
デッキの床下の側面部分がすべてコンクリートやた建物で四方が完全に塞がれた状態になっており、気がついたときにはかなり傷みが進んでしまっていたそうです。
元々デッキの高さも低いため、時々点検口の床板を取って風を通すも、床下の湿気を取り除くには足りなかったようでした。
結局、床板だけ取り替えても解決しないことがわかったので、デッキのすべてをやりかえることになりました。
今回は、デッキ材の中でも最高級のイペ材を使用。下地ももちろんイペ材です。
床の高さは既存と同じく室内との段差ができない高さに合わせたので、そのままでは通風が改善されないため、点検口の数を倍ほどに増やし、天気を見て点検口の床板を外してもらうようにお願いしました。
デッキ側面にある花壇からの土流れも束柱の傷みが進む原因にもなっていたので、花壇とデッキとの境にデッキ材で土留を設けています。
全体的に薔薇系の植栽が育ちすぎていたので、この機会にかなり剪定をしました。
玄関側のつるバラも剪定し、パーゴラを取り付けたので、すっきりしました。
新たにレンガで花壇も設け、既存の鉢植えのコニファーは玄関側に移動し、レンガ花壇に植える新しい苗木をどうするか、お施主様も楽しみながら選んでいただき、大変ご満足いただけました。
ウッドカラー/ダークオーク