止水板をつけて水を食い止める
道路から半地下になっている倉庫としているスペースを、駐車場として活用したいというご依頼をいただきました。
道路から奥へはかなりの急勾配になっているため、奥の小部屋の壁の手前には排水溝がありますが、排水の具合も悪いため、急場しのぎに入り口前に、大人がまたげる高さの止水板がはめ込まれていました。
第一段階として、まず具合の悪かった排水溝のポンプを取り替え、うまく排水できるようにし、奥部屋からの配管は逆流しないように塞ぎました。
奥の勝手口前には止水用にブロックを設置しました。
既存の止水板の両側にはブロックが積まれていましたが、車を出し入れできないため、片側の既存のブロックは壊して処分しました。
その上で、入り口側には止水板を残す形にしました。
出入り口の幅がかなり広くなるため、大雨の際の水圧を考慮して、板を2枚重ねになるようにし、ある程度の水圧には耐えられるようにしています。
さらに保険的に道路境界側にも柵板を置けるように板用溝を作りました。
車の出し入れの邪魔になるため、普段は解放したままで、大雨になりそうな時に板を使っていただく事になっています。