目隠し用途にもなっているデッキ

南に面したお庭と駐車場が一体となっているお宅で、今は一台だけ駐車しており、軽自動車くらいならもう一台を停められそうな場所にデッキをつけたいというお話でした。
敷地の東、南面が道路に面していて、道路に面した南側には既製品のフェンスが立てられているものの、庭の半分だけかろうじて視線が遮られるようになっているので通行人のリビングへの視線が気になっておられるようでした。

新たに設置するウッドデッキは視線を遮れる高さでL型のフェンスを設置し、縦桟で、より目隠し効果が出るように細かめのピッチで桟とすき間を1:1となるようにしました。
こうすることで、デッキの真横からはデッキ内部が見えますが、斜めからは見えないので、室内は全く見えません。
敷地内の高さに若干の高低差があり、幕板1枚だけでは高さのある部分の束柱が目立ってしまうので、高さの違う幕板を組み合わせてデッキの幕板はGLまでとなるようにして足元を隠しています。

東側道路から見てデッキの手前側は奥行きを広めに、奥側は縁側ほどの奥行きとして、床の高さを揃えているので、屋外から部屋への行き来もできます。

元々あった立水栓は撤去し、配管を利用して新しくウッド柱を加工した木製の立水栓をデッキの上に設置しました。
水鉢もデッキの塗装と近いこげ茶としたので、デッキに馴染んでいます。

ウッドカラー/アンティークブラウン