修理としての新規デッキ

既存のウッドデッキを塗装でメンテナンスをしていたものの、傷みが出てきたのでデッキとフェンスのみ新しく作りたいという御要望でしたが、柱や根太などの下地が堅木ではない為、デッキだけ作り変えても下地もいずれ早いうちに傷みが出そうな懸念があり、すべて新しく作り変えることになりました。

せっかく作り変えるのですから、いくつかより良くなるようにご提案させてもらいました。

・既存よりデッキの高さを10cm程度上げ、サッシの下端がデッキ高となるようにしました。
→駐車場の有効高さも上がり、庭側からの日差しが入るようになったので、以前より明るく開放感のある印象になりました。

・踏み板が外れてしまっていたステップは室外機の手前に下りる位置でしたが、今回は室外機の上部までデッキ部分を延長しました。
→ステップの下が駐車場ではなくなり、地面と近くなったので、登り降りの時に心理的な安心感があります。

・手すりフェンスは斜め板となっており、道路側は特に落下の危険がありました。
お客様ご自身で転落防止用に市販のラチスフェンスをつけておられたので、今回は道路側のフェンスを足掛かりにならないくらいすき間の小さい横桟にし、他の面のフェンスはすき間が大きめの横桟フェンスにしました。
→転落の危険もなくなり、道路側はすき間が殆どないため、下からの見上げでも視線を遮ってくれます。

T様も大変気に入ってくださり、写真撮影の際にはご自宅の2階まで案内してくださるほどでした。
末永くお使いいただけたら嬉しいです。

ウッドカラー/アンティークブラウン