出入り口前を快適スムーズに

既存のアコーディオン門扉の不具合があるとお声がけいただきました。
原因は道路から建物方向にかけて地面が急勾配になっており、脚部を固定できず強風に煽られてしまうためでした。

街中にある保育所で敷地は限られたスペースしかなく、搬入用の車と園児たちとの通路が一緒になっており、たまにしか車の出入りがないため、門扉のサイズを小さくしてもいいとことでした。
現状、建物の出入り口は、上階の出幅分がひさしの代わりになっているものの、雨の日にベビーカーや傘を広げるスペースには足りないため濡れてしまうのと、保育園のカートやベビーカーが雨ざらしになっているという声もお聞きしました。

今回、不具合のあるアコーディオン門扉は撤去し、地面の勾配を調整して新たに間口の狭い門扉とし、建物出入り口正面部分は縦桟の目隠しフェンスとしました。
保育所なので、柔らかい雰囲気となるようにフェンス上部をRにしています。

建物出入り口上部にはオーニングをつけ、日よけ兼雨よけにしています。
カート置き場には木製テラスを設置しました。
建物外壁がALCでオーニングを建物に固定できないため、オーニングの取り付け下地を木柱と梁を組むこととし、オーニング柱とカート置き場のテラス柱とを一体として、安定性を確保しました。
テラスの柱脚は、ゴミ置き場側に設置することで、カート置き場の有効をできるだけ大きく取れるようにしました。

ここがポイント


オーニングの取り付け下地を木柱と梁を組むこととし、オーニング柱とカート置き場のテラス柱とを一体として、安定性を確保しました。