家を建て替えて日も浅く、外構工事はこれからというときにご依頼をいただきました。
建築工事と同時に門袖のブロック塀とポスト、インターホン、隣地との協会ブロックフェンスはありましたが、仕上はされていない状態でした。
建物の地盤面から道路までの高低差が30cmくらいあり土のまま急勾配の坂が玄関まで上がっていました。
駐車場側はさらに勾配があり、庭までの高低差は50cm程ありました。
敷地は幹線道路に面していて、車も人の行き交いも激しい場所なので、クローズ外構にしたいというご希望でした。
地盤の高低差を処理するために、玄関前の階段のタイルと同じタイル仕上の階段を玄関前に増設しました。
また道路から敷地に入る部分を5cmほど上げており、道路との高低差は10cm差となりスロープを緩やかに繋げることができました。
階段脇にもピンコロで花壇を設けました。
門から玄関に繋がる通路部分は洗い出し仕上げとし、ピンコロ目地にして、駐車場部分のスロープと勾配を合わせて土間でつなげました。
駐車場は玉竜の植栽目地にし、オーバードアを上げた状態の見栄えに配慮しています。
既存のブロックの門袖はそのまま生かし、落ち着きのあるグレーでジョリパット仕上にしています。
オーバードアと門扉は同じメーカーの同じシリーズのものにしました。
スロープ状になった駐車場と庭の隣り合う部分は10cmの高低差が残ったので、乗り上げ防止に車止めを設置し、庭の立ち上がりはピンコロの土留めをしています。
庭はフラットにし、芝を敷き詰めました。
リビングからの掃き出し窓にはデッキを設置し、奥の給湯器のメンテナンスを考慮して奥の手すりは人が出入りできるくらい横桟の間を広くとっています。
隣地の2軒隣り合わせる隙間部分は、隣地の方が時々出入りしているので、目隠しフェンスにしています。
一気にトータルでプランニングできたことで、統一感のある外構デザインを実現できました。